不動産を売るなら一括査定依頼サービスが便利です。
不動産の査定額は、物件の内容と相場と需要によって決まります。
しかし、不動産会社によって得意とする物件が違いますし、
類似物件の取引事例があるかどうか、
今後相場が上がると考えているかどうか、
などによって、同じ物件でも不動産会社によって査定額は大きく変わります。
だから複数の不動産会社に一括で査定してもらって比較することがとても大事です。
査定額の本当の意味
査定額によって一喜一憂する方がいますが、この査定額の本当の意味を理解しておく必要があります。
買取再販業者の「買取査定」なら、その金額で買うということですので、査定金額は高い方がいいに決まっています。
しかし、通常は仲介会社の査定のことです。
仲介会社はその査定額で買うということではなく、あくまで仲介として市場に出して、その価格で売れるかどうかは市場が判断するわけです。
したがって高く査定しても、その金額で実際に売れるとは限りません。
だから複数の不動産会社に一括で査定してもらって相場を知ることがとても大事なのです。
物件による仲介業者選びの考え方
1.首都圏又はそれに近い利便性の高い場所の物件で4000万円以上の査定額の場合、大手不動産仲介会社が有利です。
何故なら、高額価格帯のお客様が好むブランド力があるからです。
担当営業の力ではなく、高額価格帯の圧倒的集客力で購入者を選ぶ状態になる事が大切です。
2.お手持ちの不動産が郊外で査定額が2000万円を割る場合、地元不動産屋でできるだけ店舗や人数が多いところが良いでしょう。
何故なら、高額価格帯は大手に勝てないし、少し不便なエリア物件中心なので、この価格帯を売る努力や工夫で生き残っている腕のある営業マンが多いからです。
販売網が地元中心なので、2000万円前後の物件もインフラや地元環境の説明で魅力付けします。
2000万円以下だと手数料商売の大手仲介業者は効率を考えてあまり営業に力を入れません。
3.1000万円以下の場合は、地元不動産屋の若手営業マン狙いが良いでしょう。
効率無視のガムシャラに動いてくれる情熱的なタイプを探しましょう。
何故なら、報酬が少なく、古くて問題発生の可能性が高い物件が多くなりますので、どの不動産屋もベテランになったら好んでやらないからです。
査定額の高い低いは、仲介業者を選ぶにあたっての絶対的な基準では無くて、相場を知るための目安に過ぎません。
その相場を前提にして、実際に対応した営業マンの人柄や能力を見極めて売却をお願いするのが良いでしょう。あなたの大切な不動産が少しでも高く売れますよう心からお祈り致します。